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2025年9月3日(水)13:00~16:30 「自社の強みを活かす中小企業の戦い方」 |
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講 師 | ㈱マーケティングアシストプロジェクト 代表取締役社長 青木 宏人 氏 (中小企業診断士) |
定 員 | 30名 |
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「ナント経済月報8月号」発刊。
奈良県の経済、大阪府の経済、京都府の経済を更新しました。
第204回地元企業動向調査結果を発表しました。
「米国トランプ政権の追加関税に関する影響について」を発表しました。

生駒鋼索線(生駒ケーブル)(生駒市)
奈良県生駒市の鳥居前駅から宝山寺駅を経て生駒山上駅までの2㎞を結ぶ生駒鋼索線は、日本で最初のケーブルカーとして大正7年(1918年)8月29日に営業を開始しました。当初は、生駒山中腹にある宝山寺(生駒聖天)への参拝客のために鳥居前駅から宝山寺駅までの宝山寺線が開通しました。これによりこれまでのかご駕籠や徒歩での宝山寺詣りはより便利になり、寺へと続く参道には料理屋や旅館が立ち並ぶなど寺周辺の賑わいにも繋がりました。その後、昭和4年(1929年)には生駒山上遊園地の開業に合わせて山上線が開通しました。
太平洋戦争中には鋼材供出を理由に、鳥居前と宝山寺を結ぶ2本の線(宝山寺1号線、2号線)のうち2号線のレールが撤去され、終戦まで営業休止を余儀なくされました。しかし生駒山上遊園地の飛行塔が軍の防空監視所になったことから、レールは完全に撤去されず廃線の危機を免れ、現在まで100年以上営業を続けています。
昭和28年に製造され、現存するケーブルカーでは日本最古の「すずらん」と「白樺」や、ブルドックと三毛猫をモチーフにしたユニークな車両の「ブル」と「ミケ」の姿を写真に収めようと多くの観光客の姿が見られる一方、沿線住民の通勤通学の足としても利用されているため、観光客に混じってスーツ姿のサラリーマンやランドセルを背負った子供の姿が見られる全国でも珍しいケーブルカーです。(村井 渚)
◆生駒鋼索線(生駒ケーブル)
℡0743-73-2121
(写真提供:近畿日本鉄道株式会社)

生駒鋼索線のケーブルカー(左から)レトロな雰囲気の「すずらん」と「白樺」、子供達に人気の「ミケ」と「ブル」