
![]() |
![]() |
2025年10月9日(木)13:00~16:30 「若手・中堅社員のための「報・連・相」セミナー」 |
|
講 師 | ALive(アライブ) 代表 川北 麻紀 氏 |
定 員 | 30名 |

戒那山 九品寺(御所市)
のどかな田園風景が広がる葛城山麓の麓にある『戒那山 九品寺』は、聖武天皇の時代、東大寺の造営に深く関わり日本で最初の大僧正となった「行基」により開創されたと伝わります。本堂向かって左側には赤膚焼で制作された行基像が東大寺の方角を向いて立っています。またご本尊は、平安時代後期に作られた阿弥陀如来像で国の重要文化財に指定されています。
本堂脇の小道を抜け、裏山へと続くつづら折りの道沿いに石仏がずらりと並んでいます。この道を登りきると更に目の前に、1800体もの赤い前掛けをつけた石仏が現れます。この石仏は今から200年程前、境内の竹藪を開墾した際に土中から出てきたもので、南北朝時代に楠木正成公のため一族を引き連れ参戦した国人・楢原氏の兵士たちが身代わりとして奉納した、との由来から「身代わり千体石仏」と呼ばれています。木々に囲まれ心地よい風が吹くこの場所からは、大和三山の美しい山並みを見ることが出来ます。
また九品寺では、日本文化の発信に力を注いでいます。特に「雅楽こども教室」は今年で20年目を迎え、多くの子供たちが日々熱心に練習に励んでいます。2022年には、能楽堂「三蔵」を建設し、練習場所を移したことで伝統文化の発信だけでなく、寺の存在をより身近に感じるきっかけ作りにもなっています。
(村井 渚)
◆戒那山 九品寺
奈良県御所市楢原1188
TEL 0745-62-3133
(写真提供:当研究所撮影)

1800体にもなる「身代わり千体石仏」