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2025年2月6日
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付帯調査「奈良県企業の正社員の採用動向」を発表しました。(PDF)
粋なら(奈良の風景)

生駒ふるさとミュージアム(生駒市)

生駒市にある『生駒ふるさとミュージアム』は、昭和8年(1933年)に建てられた旧生駒町役場の庁舎を改修して利用しています。このレトロな雰囲気が魅力的な建物の外観は、建築後90年以上を経てもほとんど変わることなく当初の姿を保っており、2010年には国の登録有形文化財に指定され、2014年2月に生駒の歴史や文化遺産を伝える郷土資料館『生駒ふるさとミュージアム』として生まれ変わりました。この資料館の設計と建築は、往(いこ)馬(ま)大社の拝殿や宝山寺の営繕修理などを手掛けた生駒出身の宮大工・中川吉治郎によるもので、建物の所々に社寺建築の技術が見られます。また館内の部屋の間取りや柱の位置など町役場として利用されていた当時と変わらない部分も多く残っており、建物自体が大変貴重な資料となっています。

展示室には、江戸時代末期1868年に生駒で起こった一揆「矢野騒動」の「傘形連判状」(首謀者がわからぬよう村人たちが円環状に署名したもの)など大変珍しい資料が展示されているほか、作業体験室で滑石(かっせき)という石を紙やすりで削って好きな色で色付けし、オリジナルの勾玉を作る「勾玉作り体験」も人気です。また子どもたちが、電気のない時代に使われていたアイロンなどの民具を使って当時の人々の生活を学ぶ「出前授業」なども行っています。他にも常設展以外に年2回企画展・特別展を開催し、より深く生駒の歴史・文化について触れることができるため、これまで知らなかった生駒の歴史に驚くはずです。生駒市民だけでなく、歴史や風土に興味をお持ちの方はぜひ一度ミュージアムに足を運んでみてください。

※2月11日(火)から3月23日(日)まで特別展「生駒の弥生時代」が開催されます。(有料)


◆󠄀生駒ふるさとミュージアム
奈良県生駒市山崎町11番7号
℡0743-71-7751
(写真提供:生駒ふるさとミュージアム)


昭和初期のレトロな外観が魅力的な「生駒ふるさとミュージアム」

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*本ページ上部の写真は、明神平の樹氷・東吉野村