奈良県経済の概況:2025年10月号 | |
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個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比2か月ぶりの増加
住宅着工 新設住宅着工戸数は前年同月比4か月連続の減少
公共投資 公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の減少
雇用情勢 有効求人倍率は前月比0.03ポイント低下の1.15倍
企業倒産 倒産件数は12件 負債総額は3億5百万円
生産活動 鉱工業生産指数は前月比2か月連続の上昇
7月の百貨店・スーパー販売額(速報値、全店ベース)は前年同月比1.7%増の176億48百万円となり、2か月ぶりの増加。
8月の乗用車販売台数は前年同月比5.8%減の2,675台と、3か月ぶりの減少。普通乗用車は同9.6%減、小型乗用車は同19.6%減。軽乗用車は同7.3%増となった。
7月の新設住宅着工戸数は前年同月比19.6%減の422戸と、4か月連続の減少。
利用関係別にみると、持家は同19.8%減の190戸と4か月連続の減少、貸家は同17.4%減の119戸と2か月ぶりの減少、分譲住宅は同20.4%減の113戸と3か月連続の減少となった。
公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の減少
8月の公共工事請負金額の動向をみると、件数は前年同月比3.0%減の131件となり、2か月連続の減少。金額は同6.6%減の62億69百万円と、2か月連続の減少。
発注者別にみると、国は同74.2%減、県は同52.2%増、市町村は同6.4%増。
7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.03ポイント低下の1.15倍となり2か月連続の低下。前年同月比は0.02ポイント上昇。
新規求人倍率(季調値)は、前月比0.04ポイント低下の1.92倍となり3か月連続の低下。前年同月比は0.03ポイント低下。
8月の倒産状況をみると、件数は前年同月と同じ12件。負債総額は同56.9%減の3億5百万円と2か月ぶりの減少。
業種別では、小売業が5件、建設業、サービス業が各2件、製造業、運輸・通信業、その他が各1件。倒産形態では、12件すべてが破産であった。
7月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比1.4%上昇の91.0となり2か月連続の上昇。原指数は前年同月比4.7%上昇の95.3となり2か月連続の上昇。在庫指数は前月比0.1%上昇の118.0となり3か月ぶりの上昇。
業種別生産指数の動きは、生産用機械工業、金属製品工業、食料品・たばこ工業等の12業種が前月比上昇となる一方、電気機械工業、輸送機械工業、窯業・土石製品工業等の5業種が同低下。