奈良県経済の概況:2025年8月号 | |
![]() |
個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比7か月連続の増加
住宅着工 新設住宅着工戸数は前年同月比2か月連続の減少
公共投資 公共工事請負金額は前年同月比2か月ぶりの増加
雇用情勢 有効求人倍率は前月と同じ1.19倍
企業倒産 倒産件数は11件 負債総額は6億18百万円
生産活動 鉱工業生産指数は前月比3か月ぶりの低下
5月の百貨店・スーパー販売額(速報値、全店ベース)は前年同月比1.1%増の168億27百万円となり、7か月連続の増加。
6月の乗用車販売台数は前年同月比6.9%増の3,266台と、2か月ぶりの増加。普通乗用車は同0.9%増、小型乗用車は同9.6%増。軽乗用車は同13.4%増となった。
5月の新設住宅着工戸数は前年同月比30.5%減の274戸と、2か月連続の減少。
利用関係別にみると、持家は同35.8%減の124戸と2か月連続の減少、貸家は同27.4%減の90戸と3か月連続の減少、分譲住宅は同22.1%減の60戸と3か月ぶりの減少となった。
公共工事請負金額は前年同月比2か月ぶりの増加
6月の公共工事請負金額の動向をみると、件数は前年同月比13.8%増の140件となり、2か月ぶりの増加。金額は同66.0%増の92億21百万円と、2か月ぶりの増加。
発注者別にみると、国は同22.6%増、県は同0.1%増、市町村は同102.6%増。
5月の有効求人倍率(季調値)は前月と同じ1.19倍。前年同月比は0.07ポイント上昇。
新規求人倍率(季調値)は、前月比0.06ポイント低下の1.97倍となり2か月ぶりの低下。前年同月比は0.16ポイント上昇。
6月の倒産状況をみると、件数は前年同月比22.2%増の11件。負債総額は同33.7%減の6億18百万円と2か月連続の減少。
業種別では、サービス業が3件、建設業、小売業、運輸・通信業、その他が各2件。倒産形態では、破産が9件、特別清算、民事再生法が各1件であった。
5月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比6.7%低下の87.3となり3か月ぶりの低下。原指数は前年同月比1.1%低下の82.7となり3か月ぶりの低下。在庫指数は前月比0.4%低下の117.9となり4か月ぶりの低下。
業種別生産指数の動きは、輸送機械工業、ゴム製品工業、汎用機械工業等の7業種が前月比上昇となる一方、金属製品工業、化学工業、生産用機械工業等の10業種が同低下。