奈良県経済の概況:2024年12月号 | |
個人消費 百貨店・スーパー販売額は前年同月比2か月ぶりの減少
住宅着工 新設住宅着工戸数は前年同月比3か月連続の増加
公共投資 公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の減少
雇用情勢 有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇の1.15倍
企業倒産 倒産件数は9件 負債総額は3億58百万円
生産活動 鉱工業生産指数は前月比2か月ぶりの上昇
9月の百貨店・スーパー販売額(速報値、全店ベース)は前年同月比0.3%減の163億41百万円となり、2か月ぶりの減少。
10月の乗用車販売台数は前年同月比2.2%増の3,445台と、2か月連続の増加。普通乗用車は同12.0%増、小型乗用車は同2.0%減。軽乗用車は同6.2%減となった。
9月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.1%増の514戸と、3か月連続の増加。
利用関係別にみると、持家は同10.4%増の234戸と2か月ぶりの増加、貸家は同20.5%減の136戸と2か月ぶりの減少、分譲住宅は同63.6%増の144戸と2か月ぶりの増加となった。
公共工事請負金額は前年同月比2か月連続の減少
10月の公共工事請負金額の動向をみると、件数は前年同月比12.3%増の173件となり、3か月ぶりの増加。金額は同5.3%減の58億85百万円と、2か月連続の減少。
発注者別にみると、国は同238.7%増、県は同20.1%増、市町村は同21.9%減。
9月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.01ポイント上昇の1.15倍となり3か月連続の上昇。前年同月比は0.01ポイント上昇。
新規求人倍率(季調値)は、前月比0.14ポイント低下の1.87倍となり3か月ぶりの低下。前年同月比は0.02ポイント低下。
10月の倒産状況をみると、件数は前年同月比350.0%増の9件。負債総額は同68.9%増の3億58百万円と2か月連続の増加。
業種別では、卸売業が3件、建設業、製造業が各2件、小売業、サービス業が各1件。倒産形態では、9件すべてが破産であった。
9月の鉱工業生産指数(季調値、速報値)は、前月比7.0%上昇の88.3となり2か月ぶりの上昇。原指数は前年同月比0.1%低下の88.6となり2か月連続の低下。在庫指数は前月比0.5%上昇の116.5となり2か月ぶりの上昇。
業種別生産指数の動きは、生産用機械工業、金属製品工業、プラスチック製品工業等の13業種が前月比上昇となる一方、電気機械工業、汎用機械工業、非鉄金属工業等の4業種が同低下。