清原 香織
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■ 指示の出し方
上司の大切な役割の1つに「部下への指示」があります。きちんと指示を出したはずが、報告を受けた時に「全然違うよ!」という結果になったことはありませんか。指示の出し方を誤ってしまうと、時間のロスやミス・トラブルにも繋がりかねませんので、ビジネスにおける指示を出す際のポイント注意点について紹介します。
■ 伝わりやすい指示の出し方
指示通りに動いてもらうためには、指示の意図が相手にきちんと伝わっている事が必要です。指示を出す際は「背景」を説明し「期日・期限」「目的・目標」「方法」を具体的に伝えましょう。また、必要に応じて「5W3H」を意識して指示を出すと相手にも伝わりやすくなります。
■ ミスを生み出すあいまい言葉
普段何気なく使っている「あいまい言葉」が原因でミスやトラブルに繋がるケースもあります。あいまい言葉を使ってしまう理由は3つあり、①ソフトな印象を与えようとしてぼかした表現をしてしまう。②忙しさから、必要な情報を省いて伝えてしまう。③自分の考え(価値観)を相手も同じ考え(価値観)だと思い込み、相手が理解できない表現をしてしまう。等、以下の例のようにあいまい言葉によって伝えたつもりが伝わっていなかったという結果になってしまいます。
指示を出すときはあいまいな表現を避けることで、ミス・トラブルの未然防止にもなります。また、わかりやすい的確な指示を出すことができれば職場内の生産性を向上させるだけでなく、部下の成長を後押しすることや、働きやすい職場環境の実現にも繋がりますので、伝わりやすい指示の出し方を意識して、日々の業務の中で実践してみてはいかがでしょうか。